鞆の港

鞆まちづくり工房

竜馬ゆかりの町家
 AMEX助成金贈呈式

危機に瀕する文化遺産 『港町 鞆の浦』

『港町 鞆の浦』は、
アメリカの文化遺産保護財団‘ワールド・モニュメント・ファンド’(WMF)が行う、遺産保護プログラム−危機に瀕する遺産リスト100(WMW)−に選定されました。



 World Monuments Fund(ワールドモニュメントファンド/世界文化遺産財団, 以下=WMF)という世界中の危機にさらされている遺産などの保護活動を行っている財団があります。
 財団が行う様々な活動の中で、『World Monuments Watch/The Most Endangerd Sites List of 100(ワールドモニュメントウォッチ/危機に瀕する遺産100, 以下=WMW)』というプログラムがあります。 これは、2年に1回、天災・戦争・国の経済状態の悪化など様々な理由で崩壊、消滅の危機にある世界中の貴重な遺産を100箇所選び、広く世界に注意と喚起を呼びかけ、必要な所には基金を提供するというものです。

 私たちは万葉からの港町鞆の浦が、行政による大規模な港の開発計画(鞆港埋立架橋事業)によって壊される危機に瀕していると申請を出し、2002年のリストに選ばれました。 その後、NY本部からスタッフが視察に訪れ、海から山へとつながる自然の営みがしっかりと残っている、と改めて評価されました。(当時の新聞記事は鞆の浦情報交換HPの新聞記事から2002年5月24・30日の記事をご覧下さい) そして、次の2004年リストへ申請した際も、まだ危機は去っていないと再びリスト入りしました。

 日本から初めてのリスト入りとなった鞆の浦は、同じリストに選定されている「万里の長城」「王家の谷」などと同様、残していくべき貴重なもの(町)であるとして高い評価を得たと同時に、このような貴重な遺産を守れていないという事でもあり、私達日本人にとってはとても不名誉なことです。さらに、2004年のリストにもまだ危機は去っていないとして再びリスト入りしました。

 その後、当時の市長が事実上埋立架橋凍結を宣言。私達は、危機は去ったとして2006年以降のリストには応募しませんでした。しかしこの時、埋立事業と同時に「町並み保存事業」も凍結されてしまいました。地元の人々は老朽化していく古い町家に手がつけられず、実際に壊される建物も出てきました。その様な中、私達NPOは空家再生利活用事業を立ち上げ、そのうちの一つである「魚屋萬蔵宅再生プロジェクト」について、WMFが行う支援プログラムへ申請を出しました。
そして、、、

「竜馬ゆかりの町家 旧・魚屋萬蔵宅再生事業」に対して、
WMWのスポンサーである、アメリカン・エキスプレス社からの 10万ドルの支援が決定しました。


 この、WMWプログラムの大きなスポンサーとなっているのが、企業の社会貢献として多くの社会奉仕活動を行っている、アメリカン・エキスプレス社でした。同社は、このプログラムに、5年間で約 5億円の資金をWMFへ提供しています。
2004年12月14日、アメリカン・エキスプレス日本の、ロバートサイデル社長らが来鞆し、鞆港のシンボル常夜燈の前で助成金贈呈式がとり行われました。
(贈呈式の模様は、魚屋萬蔵再生プロジェクトブログ2004年12月18日へ)



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